月別アーカイブ: 2015年4月

終活フェアでエンディングノートについてお話

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(人形供養のために皆様が持ち込まれた人形達)

大阪市旭区の家族葬中心の葬儀屋さん、大阪セレモニーさんの「終活フェア」で「エンディングノートを書いてみよう」というお話をしてきました。フェア終了後にお坊様が読経をされました。

人形というのは、単なる玩具以上の思い入れを持つものだと思いますが、これだけの数(旭区と阿倍野で3300体とのこと)の人形達が集まると圧巻ですね。各人形にはそれぞれ持ち寄った方達の思い出がたくさん寄せられています。最後は業者さんが回収していきますが、大阪セレモニーのスタッフの方々は、一体ずつ丁寧に扱っておりました。
人形供養についての大阪セレモニーさんのページ

「エンディングノートを書いてみよう」では、エンディングノートが持つ3つの効用についてお話しました。

1 自分史、家族史を次の世代に伝える
2 死後10分から始まる、相続人達の決断の手助けとなる
3 過去と現在に向き合うことで、自分の死を含めた自分と家族の未来と向き合えることができる

この3つです。

1については、例えば私が、エンディングノートに、私自身の人生を記録しておくことで、私の人生(あくまで私の主観で書いたものにはなりますが)を次の世代に残すことができます。私が私の両親の世代のことも記録しておけば、私の次の世代、に私と両親の人生を伝えることができます。そしてそれを引き継いだ世代がまた次の世代へと自分と家族の歴史を伝えていくことができます。世代間の完全な断絶が3世代、ときには2世代で発生してしまう時代の中で、自分と家族の歴史を伝えることは決してマイナスにはならないと思います。

2つについては、葬儀の方法、埋葬の指定等を細かく書いておくことで、相続人達の手助けとなると共に、それらの儀式を終えたときに「故人の想いをきちんと実現してあげられた」と相続人達に思わせることができます。

3については、自分と家族の歴史を振り返ることで、自分自身の将来、そして「死」に向かい合うことが可能となるということです。自分自身が老いていく中で、これからの人生で何をしたいのか、それには何が必要なのか、そして必ず訪れる死に対して自分はどう考えるのか、このあたりが整理できている人は、高齢者であっても、これからの人生においても優先順位を付けて生きておられるように感じます。そしてそれができている(ように思える)方々は、仕事を通じての浅く短い関係性の中ではありますが、魅力的に感じることが多いです。

遺言相続、後見の仕事をしながら、どうしたら人は死にきちんと向かい合えるのだろうとよく考えます。その一つの解答が「エンディングノートを書いてみる」ということではないかと思っております。これからもエンディングノートについてのお話をいろんなところでしていこうと思っております。よろしくお願いします。


家族葬ホールでエンディングノートについてお話します

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(愛好していた自転車、コケてフレームが折れてしまいました・・)

イベントページでも告知していますが、今週の日曜日に大阪市旭区の大阪セレモニーさん主催の「就活フェア」でエンディングノートについてお話させていただきます。昨年もお話させていただきました。いつもの「遺言セミナー」や「相続セミナー」とはちょっと方向性を変えてお話しましたが(少し柔らかめに)難しく感じました。昨年のものをベースにしながら、良いものを作ろうとただいま検討中です。(昨年度のセミナーの時の投稿です。

金谷行政書士法務事務所では、主に遺言作成(自筆証書遺言、公正証書遺言等)に関する業務と相続に関する業務を承っております。その他、後見(任意後見(契約書作成、任意後見受任、見守り契約、一般委任契約)、入管(国際結婚、帰化)に関する業務にも力を入れております。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

地下鉄谷町線千林大宮駅から徒歩1分、宝くじ屋さんのビルの2階になります。特に遺言作成については、過去に150件以上、相談から遺言調印の証人立会いまでおこなってきた経験があります。相続手続代行(必要書類の作成、司法書士、税理士等と連携)についても数百件以上の経験、任意後見契約受任者としても、1件受任中、3件受任予定者となっています。

また、遺言や相続に関するセミナー講師等もしております。過去に10数回経験があります。(大阪市生涯学習センター、寡婦会、町内会、老人会、葬儀会社等)その他行政書士向け実務セミナー講師もしております。詳細はお問い合わせください。

8月に行政書士新規登録者及び登録3年以内の方を対象とした、遺言相続実務セミナーの開催を予定しております。参加希望の方は下記の連絡先よりご連絡ください。

金谷行政書士法務事務所 行政書士 金谷澄夫
kanatanisumio@gmail.com
535-0002 大阪市旭区大宮大宮2-27-22 TFビル2階
06-7178-7996 06-7635-7837(FAX)
080-3863-2039 kanatanisumio@me.com


大阪市旭区で遺言相続後見相談会を開催しました(市民生活ネットワーク)

旭区民センター
(会場の大阪市旭区民センター)

平成27年4月19日(日)4月20日(月)、旭区区民センターにて市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見の相談会を開催しました。行政書士と弁護士でお話をお聞きしました。2008年より相談会を開催していますので、今年で8年目になります。これからもよろしくお願いいたします。お問い合わせはメールかお電話でお気軽にどうぞ。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

今後の相談会の開催予定です。

5月11日(月)  大阪市旭区民センター
5月18日(月) 鶴見区民センター
5月19日(火) 城東区民ホール
5月25日(月) 都島区民センター

相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。


内容証明郵便作成

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(大阪市鶴見区にて撮影。以前は工場でした。)

遺言執行が終了しましたので、一部の相続人の方に配達証明付きで内容証明郵便を送りました。法律事務所で事務員として勤務していますと(毎週木曜日は、大阪市中央区の北浜綜合法律事務所に事務員として勤務しております)内容証明郵便を出す機会は多いですが、行政書士業務として内容証明郵便を出す機会というのはあまりありません。年に1度か2度程度です。裁判所内の郵便局から内容証明郵便を出して、消印に迫力を持たせるといったTIPSもあるようですが、当事務所ではあまりそのあたりにはこだわっていません。今年は複数件の遺言執行を並行しておこなってきましたが、あと2件となりました。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

次回は4月19日(日)と4月20日(月)に大阪市旭区民センターにて開催いたします。相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。行政書士、弁護士、司法書士等でご相談をお聞きいたします。お気軽にお問い合わせください。


毎週水曜日午後は電話で無料相談をお聞きしています

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(高山市の素敵なレトロな喫茶店。アニメの舞台となっているらしく
 滞在した30分くらいの間にも、アニメのファンとおぼしき方達が数人
 入店してこられていました。)

毎週水曜日の午後1時から4時までは、電話でも無料相談をお聞きしております。遺言や相続に関する書類作成についてお聞きしたいことがありましたらお気軽にお電話でご相談ください。メールは365日、無料で対応いたします。

電話    06-7178-7996
メール   kanatanisumio@gmail.com


相続に関する書類作成案件終了

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(近所で見かけた可愛らしい郵便ポスト)

相続に関する書類作成案件が1件終了しました。具体的には被相続人名義の不動産を相続人名義に変更する手続きに必要な書類作成業務です。最終的に法務局に提出する登記申請書については司法書士(弁護士)さんに作成及び提出作業をしていただきますが、それ以前の、相続人確定作業(戸籍収集)及び相続関係図作成、遺産分割協議書(案)作成までが行政書士としての当事務所の仕事になります。これは当事務所において最も件数の多い種類の仕事です。年間数十件、これまでに数百件ご依頼を受けてきました。今回の案件は、同時に相続人間での贈与契約もおこなわれましたので、そちらの贈与契約書も作成いたしました。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

次回は4月19日(日)と4月20日(月)に大阪市旭区民センターにて開催いたします。相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。行政書士、弁護士、司法書士等でご相談をお聞きいたします。お気軽にお問い合わせください。


契約書作成及び締結代理

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(八重桜が綺麗に咲いています。)

定期建物賃貸借契約に関する契約書作成及び締結代理業務が無事終了いたしました。
不動産管理(建物、駐車場)業務もおこなっている関係で、不動産賃貸借に関する契約書の作成をする機会も多いです。今回は契約書は公正証書で作成すると共に、契約締結(調印)を代理でおこないました。契約の相手方も調印には代理人が来られていました。かなり分量のある契約書でしたので、公証人が読み上げるだけでもけっこう時間がかかりました。昨年から取りかかっていた案件でしたので、無事に終了してほっとしました。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

次回は4月19日(日)と4月20日(月)に大阪市旭区民センターにて開催いたします。相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。行政書士、弁護士、司法書士等でご相談をお聞きいたします。お気軽にお問い合わせください。


ホームページを見てお問い合わせいただきました

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(イオンにて撮影。約10万円。こんな高価なものもあるんですね。)

当事務所のホームページをご覧になられた方よりお問い合わせをいただきました。ありがとうございました。「リニューアル中」と表記してから早くも1年が経過してしまいました。少しずつコンテンツを追加していこうと思っております。よろしくお願いします。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

次回は4月19日(日)と4月20日(月)に大阪市旭区民センターにて開催いたします。相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。行政書士、弁護士、司法書士等でご相談をお聞きいたします。お気軽にお問い合わせください。


遠方で後見業務

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(事務所近くの老人憩い家の桜。地域のお花見祭りにご招待していただきました。)

近畿圏内の某県に来ております。当事務所で任意後見契約を受任している方が入所しておられる施設の方に来ております。任意後見契約については、委任者と受任者の物理的な距離が大事ですので、通常はあまり遠方の方の任意後見契約を受任することはないのですが、この案件についてはいろんな事情があり遠方ではありますが受任いたしました。委任者が特養に入っておられ、身上監護については、身内の方のサポートが充分に得られるというのも良かったです。親族、施設の方々、ケアマネージャーさん、後見監督人さん、様々な人達と協力しながら、後見業務をおこなっております。

金谷が代表をしている市民生活ネットワーク主催の遺言相続後見等の無料相談会のお知らせ。

次回は4月19日(日)と4月20日(月)に大阪市旭区民センターにて開催いたします。相談希望の方はお電話かメールでお問い合わせください。行政書士、弁護士、司法書士等でご相談をお聞きいたします。お気軽にお問い合わせください。


死後事務委任契約受任

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(高山の陣屋にて撮影、江戸時代のお役所です。その頃の代書人さんはここに
 書面を提出したのでしょうかね。)

任意後見契約の3点セットとか4点セットという言葉があります。「任意後見契約」締結の際に「公正証書遺言」、「(一般)委任契約」、「死後事務委任契約」等も同時に契約(遺言は単独行為ですが)しておくという意味です。

先日、このうち「(一般)委任契約」を省略して「任意後見」「遺言」「死後事務委任契約」に関する書類作成の仕事をすると同時に、それらの受任者となりました。それらの契約はその方の人生に大きく関わるものですので、どの契約も重要なのですが、受任者として(遺言執行含む)どれが一番大変かと言いますと、「死後事務委任契約」、それも葬儀の手配を含む内容の死後事務委任契約の受任者としての立場が一番大変です。

葬儀の実行に関することが含まれる契約の受任者になるということは、委任者が死亡したらその数時間後には、その病院に到着しているということです。葬儀の手配を第三者にまかせる人の多くは子供や配偶者等がいない、あるいはいたとしてもそういったことを頼める関係には無い場合が多いので、その方が亡くなったときには真っ先にかけつけなくてはならない立場になることも多いです。委任者がいつ亡くなるはわからない中で、電話が鳴ったら数時間以内に駆けつけないといけません。

そのような事情もあり「死後事務委任契約だけお願いしたい」と言われた場合には、お断りさせていただく場合も多いです。現実問題としては、後見人に就任しているレベルの関係性がないと、死亡の連絡がこちらに来るかどうかもわかりません。ケアマネさん、ヘルパーさん、隣人さん、親戚の方々、そういった人々が私の名刺を持ち、緊急連絡先として当事務所の電話番号(携帯電話番号)を認識してくれていないと連絡が来ないままになってしまいます。

葬儀会社等と事前に契約をしておくなどしておけば、何かがなんでも数時間以内に駆けつけなくてはいけないわけでもなくなりますが、だとしても死後事務委任契約の受任者が重責であることは確かです。私の場合でも単独ではあまり引き受けません。他の行政書士や弁護士さんと共同で受任することが多いです。

死後事務に限らず、後見や遺言執行、相続手続き代行等、人間の老いや死と向かい合う業務は難しい部分がありますね。