月別アーカイブ: 2015年2月

内容証明作成業務

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(ドン・ウィンズロウというアメリカの作家のファンです。)

内容証明郵便を利用した書面(通知分)の作成の依頼を受けることがあります。とはいっても内容証明で送る必要性があるもの以外まで内容証明で送っても費用がもったいないだけですので、依頼者から内容を聞いてみて、内容証明でなくても問題がないと思われる場合は、普通郵便や簡易書留の方法で送ることが多いです。

内容証明郵便が届くと、受け取った方は多少緊張するであろうことは確かです。文字数制限があるので(電子版を除く)、文字の間隔が広い独特のあまり普段の生活では見慣れないレイアウトとなります。私の場合は、昔のドラマに出てきた新聞や雑誌を切り抜いた文字で作った脅迫状を思い出したりします。

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こんなレイアウトになります。弁護士さんからの通知分の場合は「2週間以内に履行の無い場合、法的手段に・・」なんていう怖い言葉が続くことが多いですね。

金谷行政書士法務事務所では、内容証明郵便(通知分)の代書業務も承っております。ネットでは「1万円ポッキリ」というような行政書士事務所もあります。しかしながら、当事務所におきましては、依頼者の方から詳しくお話を聞いて書面を作成していきますので報酬については最低でも3万円(税別)となっております。通知文送達の先に裁判等も検討されておられる方の場合は弁護士さんへの依頼をお勧めいたします。必要であれば信頼のできる弁護士さんを紹介します。


任意後見契約を受任しました

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(事務所がちょっと殺風景かなと思い、エドワードホッパーのポスターを購入してみました。)

1年前から少しずつ話を進めてきていた任意後見契約を受任しました。これで私は任意後見受任予定者となります。必要に応じて任意後見監督人の選任を家庭裁判所に申し立てることになります。

上記の任意後見契約が一段落ついた帰りに、お問い合わせの電話があり、その後面談をして、相続案件を受任しました。内容は相続人確定調査及び相続関係図作成、遺産分割協議に基づく遺産分割協議書作成、不動産についてはその後司法書士さんのところで相続登記、金融資産については私が遺産整理受任者となっての相続手続き代行というものです。当事務所で取り扱う相続案件の9割はこのような内容です。

週明けからは、自筆証書遺言の遺言執行手続きを開始していきます。その他公正証書遺言作成のお手伝い等、相続、遺言を中心とした業務をおこなっていく予定です。

金谷行政書士事務所では、主に遺言作成(自筆証書遺言、公正証書遺言等)に関する業務と相続に関する業務を承っております。その他、後見(任意後見(契約書作成、任意後見受任、見守り契約、一般委任契約)、入管(国際結婚、帰化)に関する業務にも力を入れております。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。地下鉄谷町線千林大宮駅から徒歩1分、宝くじ屋さんのビルの2階になります。

また、遺言や相続に関するセミナー講師等もしております。過去に10数回経験があります。(大阪市生涯学習センター、寡婦会、町内会、老人会、葬儀会社等)その他行政書士向け実務セミナー講師もしております。詳細はお問い合わせください。

8月に行政書士新規登録者及び登録3年以内の方を対象とした、遺言相続実務セミナーの開催を予定しております。参加希望の方は下記の連絡先よりご連絡ください。

金谷行政書士事務所 行政書士  金谷澄夫
kanatanisumio@gmail.com
535-0002 大阪市旭区大宮大宮2-27-22 TFビル2階
06-7178-7996 06-7635-7837(FAX)
080-3863-2039 kanatanisumio@me.com


戸籍取得は郵送請求が便利なのですが・・

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(昨年11月の行政書士試験にて撮影。1か月前の会場調査時点では存在していた
 机が無くなっていました。棟担当主任だったので対応に追われました。)

相続や遺言に関する書類作成業務では、依頼者や被相続人あるいは受遺者の戸籍を取得することになります。大阪市内の戸籍・原戸籍等については大阪市内のどこの区役所でも取得することができます。とはいっても、別の区の原戸籍や除籍を取得すると、1時間くらい区役所で待たされることになったりします。さすがに時間がもったいないので、中之島の大阪市役所に郵送で請求しています。5~7日くらいで戸籍が届きます。

ところがこの1月から大阪市内の住民票の形式が変わったことを受けて、ただいま郵送請求に大変時間がかかるようになっております。(大阪市役所のページ)ただでさえ大阪市は郵送請求に時間がかかるのに、これでさらに待たされると、いつまでたっても必要な戸籍が揃いません。

では、ということで事務所近くの旭区役所に行きますと、2月から戸籍住民票の発行業務が民間業者が入り、現在引継ぎですので、通常よりも大幅に時間がかかる状況です。しかたがないので朝一番でいくか、閉庁間際にいくようにしています。閉庁間際ですと、大阪市内で転籍していたりしているのがわかっても、タイムリミットでそれ以上戸籍を辿ることができなったりもします。

個人的には、旭区在住(本籍地が旭区)の人間が自分の戸籍や住民票を発行してもらうのに30分以上かかったりするというのはどう考えてもおかしいです。行政サービスと市民をつなぐ最大の窓口である戸籍住民票発行で、市民にストレスを与えてどうするんだと思います。(コンビニでの住民票発行サービスに移行させるためなのかもしれませんが。)

いつかは、ネットで個人認証して、「直系尊属の戸籍遡れるところまで」のボタンを押せば、データがあダウンロードされて、電子透かし入りの戸籍が自宅でプリントできるようになるのだろうと思います。早くそうなればいいですね。


公正証書遺言作成業務など

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(大阪市鶴見区の鶴見緑地に隣接する公園、よく手入れされていて落ち着けます(^_^)

ここのところ遺言執行の業務が続いておりますが、公正証書遺言作成の業務も
新しい案件の依頼がありました。

公正証書遺言作成までの大まかな流れを説明します。

依頼者宅(あるいは当事務所)で最初の面談。

資料収集(戸籍、登記簿、固定資産税評価証明書、通帳コピー等)

公証役場と打合せ代行及び原稿素案作成

依頼者宅(あるいは当事務所)で二度目の面談

公証役場での打合せ代行及び原稿修正案作成

依頼者宅(あるいは当事務所)で三度目の面談(遺言調印の日時を決定)

公正証書遺言作成当日(もう1人の法律専門職の人間と共に証人となる)

こういった流れで進行していきます。最初の面談から遺言作成まで早い人で1週間。ゆっくりな人ですと、もう足かけ3年くらい打合せを続けている方もおられますが、平均で1〜2か月というところです。

遺言作成の費用として公証役場の費用が3〜5万円(相続財産とあげたい人の数で決まります。公証役場の手数料が10万円を超える方もいらっしゃいます。)、当事務所の報酬が15〜20万円となります。当事務所の報酬については、ネットで出てくる多くの事務所よりも少し高いくらいかと思いますが、丁寧に時間をかけてやっておりますのでこれくらいの報酬額になります。

公正証書遺言の作成を検討しておられる方、あるいはご両親や祖父母が遺言の作成を検討しておられるという方も当事務所までお気軽にお問い合わせください。これまで150件以上の公正証書遺言にその準備段階から調印まで立ち会ってきております。よろしくお願いいたします。

金谷行政書士事務所では、主に遺言作成(自筆証書遺言、公正証書遺言等)に関する業務と相続に関する業務を承っております。その他、後見(任意後見(契約書作成、任意後見受任、見守り契約、一般委任契約)に関する業務にも力を入れております。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。地下鉄谷町線千林大宮駅から徒歩1分、宝くじ屋さんのビルの2階です。

また、遺言や相続に関するセミナー講師等もしております。過去に10数回経験があります。(大阪市生涯学習センター、寡婦会、町内会、老人会、葬儀会社等)その他行政書士向け実務セミナー講師もしております。詳細はお問い合わせください。

金谷行政書士事務所 行政書士  金谷澄夫
kanatanisumio@gmail.com
535-0002 大阪市旭区大宮大宮2-27-22 TFビル2階
06-7178-7996 06-7635-7837(FAX)
080-3863-2039 kanatanisumio@me.com


大阪市鶴見区で遺言相続後見相談会を開催しました(市民生活ネットワーク)

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(いつもの会議室が使えず「アトリエ工作室」にて相談会を開催しました。)

2月15日(日)、2月16日(月)と大阪市鶴見区民センターにて、遺言後見相続に関する無料相談会を開催いたしました。
今回もたくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。次回は2月28日(土)、3月1日(日)に大阪市都島区の都島区民センターにて開催いたします。その次は3月7日(土)、3月8日(日)に大阪市城東区の城東区民ホールにて開催いたします。メールでの予約を受け付けておりますので、ご希望の方はご連絡ください。


相談会のチラシポスティング

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(大阪市城東区今福東あたりで撮影)

本日、平成27年2月7日(土)は大阪市鶴見区で朝から夕方までチラシのポスティングをしていました。大阪市旭区、城東区、都島区、鶴見区、東淀川区、淀川区等で無料相談会やセミナーを開催している市民生活ネットワーク(代表金谷澄夫)のチラシです。

チラシがポスティングされてマンションの郵便ポストがいっぱいになってしまってという方は多いと思いますが(私達のチラシも必要とされていない方にはただのゴミです。申し訳ありません。)自分でポスティングをされたことのある方は少ないと思います。

私自身は行政書士登録をした頃からずっと、事務所のチラシや市民生活ネットワークのチラシを自分でポスティングし続けています。新聞折込やポスティング業者にもお願いしていますが、自分でもポスティングはし続けています。行政書士登録の頃から通算すると数十万枚くらいのチラシをポストに投函しています。

自分でチラシを入れるのは、経費節約の意味も大きいですが、仕事をするエリアのことは全部知っておきたいという思いもあります。例えば旭区であれば、全部で11ある町の隅から隅までわかってると思います。鶴見区、城東区、都島区あたりもだいたいは頭に入っていると思います。後は徒歩で街を歩くというのは、それ自体が楽しいことでもあります(個人差が大きいとは思いますが。)例えば鶴見区の徳庵あたりを歩きながら「どうしてもこのあたりは特定の名字の人達がここまで多いのだろう。大阪市内で他にこんな地域があるだろうか?」なんてことを考えたりするのは楽しいものです。後は健康になったりもするかもしれません。土曜日も20km近く歩いていました。

限られた狭い地域の全戸配布することに、なんらかの意味のあるお仕事をされている方は、一度ご自分でポスティング作業をされてみてはと思います。趣味と実益と健康が実現すればいいですね。今月は都島区と城東区を「歩く」予定です。


契約書作成業務

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ご近所の家族葬ホール、大阪セレモニーさんの昨年秋のイベントのときの写真。)

契約書作成業務の依頼を2件受けて、現在作成中です。

契約書作成も当事務所が多く取扱う業務ではあります。しかしながら契約書作成というのは、本当に奥が深い難しい分野です。例えば、事業用建物賃貸借契約書作成というのを考えてみても、賃借人がそこで営む事業が千差万別ですので、当然、その契約において重視するポイントも違ってきます。騒音が問題になることもあれば、臭いだったり、そこに出入りする人の数であったり、建物の現状回復であったりと様々なポイントがあり、そして何が問題になるかというのは、なかなか事前にはわからないことであったりします。多く取り扱う分野であれば、その問題点も事前にある程度は把握できますが、特定の分野の契約書作成のみしかやらないというわけにもいきません。昨年度でも、不動産の売買契約は何件かありましたが、それ以外は、業務委託の契約書、倉庫業への建物賃貸借、コインパーキングへの土地賃貸借とバラバラでした。

当事務所の契約書作成業務においては、なるべく時間をかけて、事前調査と共に、クライアントとも話をしてその案件における重視すべきポイントを洗い出し、それを契約書の形にします。そしてそれを弁護士にも確認してもらって完成させていきます。

そのようなやり方でやっていきますと、時間も手間もかかりますので、当事務所くらいの運営規模の事務所であっても、最低20〜30万円くらいは請求させてもらうことになります。それをお客様の方で理解してもらえればいいのですが、そうでない場合も多いです。(テンプレートコピペ&少しのカスタマイズで事足りる場合もあります。その時は報酬額も低くなります。)契約書作成業務というのは、法律という道具を使って将来の紛争予防をおこなうということで、とてもやりがいもあるお仕事ですが、なかなか大変な業務であることは確かです。当事務所としてもまだまだ勉強中です。

金谷行政書士事務所では、主に遺言作成(自筆証書遺言、公正証書遺言等)に関する業務と相続に関する業務を承っております。その他、後見(任意後見(契約書作成、任意後見受任、見守り契約、一般委任契約)に関する業務にも力を入れております。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。地下鉄谷町線千林大宮駅から徒歩1分、宝くじ屋さんのビルの2階です。

また、遺言や相続に関するセミナー講師等もしております。過去に10数回経験があります。(大阪市生涯学習センター、寡婦会、町内会、老人会、葬儀会社等)その他行政書士向け実務セミナー講師もしております。詳細はお問い合わせください。

金谷行政書士事務所 行政書士  金谷澄夫
kanatanisumio@gmail.com
535-0002 大阪市旭区大宮大宮2-27-22 TFビル2階
06-7178-7996 06-7635-7837(FAX)
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金融機関での相続手続き代行

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Googleが提供するIngressという位置ゲームを、滋賀出張ついでにやっていたらこんな山の中に入り込んでました(^_^;)

「相続手続きに関する書類作成代行」というのは当事務所で最も取扱件数の多い業務になります。
戸籍を取得して相続関係説明図を作成し、相続人による協議に基づく遺産分割協議書を作成するというのが、「相続手続きに関する書類作成代行業務」の中で、最も多い組み合わせです。戸籍を取得するところからですと、1ヶ月はかかりますので、1年を通じて、この一連の業務を取り扱っていることになります。

関係図ができて協議書ができたら、不動産の相続登記があれば、司法書士さんにお願いしますし、相続税の申告が伴うときには(実際には協議書作成段階から)税理士さんにお願いします、相続放棄等裁判所が関係する場合には弁護士さんにお願いすることになります。

人が亡くなった場合の相続手続きには、銀行や証券会社等の金融機関での相続手続きも多く含まれます。不動産を所有していない人はいても、銀行口座の一つも持っていないなんて人はまずいません。ですので、「相続手続きに関する書類作成業務」から派生して金融機関での相続手続きの代行をおこなうことも多いです。

当事務所でもこれまでに50件以上は、金融機関の相続手続き代行はしてきました。1人につき4つの金融機関の口座があるとしても200カ所になります。この金融機関での相続手続きというのは、金融機関毎にやり方も手続きに必要な書類等も異なります。例えば銀行口座を4つ持っていたら、4つの銀行の相続手続き書類に相続人全員が署名押印(実印)するというのが一般的です。そしてその書類の書式もすべて違っていたりします。被相続人が口座を持っていた支店でないと手続きできない銀行もあれば、そうでないところもあったりします。実は相続人の方が一番苦労するのはこの金融機関での相続手続きではないかと思います。

当事務所で手続きを代行する場合は、「遺産分割協議書+代表相続人1人が銀行の相続書類に署名押印」という形でやるようにしています。こちらのやり方であれば、ずいぶん手間は減るのですが、かなり強くこの方法を主張しないと、相続人全員の署名押印ということになってしまったりします。

金融機関の相続手続きについては「自分達だけでもできる」ということで相続人の方だけで手続きされるケースが多いですが、実は不動産の相続登記よりも時間がかかってしまったりすることも少なくありません。不動産相続手続きにしても銀行相続手続きにしても、いつかは終わる内容(特に専門知識や技術を必要としない)であることは確かですが、専門家を介在させて、その手間と時間をお金で買うというのも悪くないとは思います。

金谷行政書士事務所では、主に遺言作成(自筆証書遺言、公正証書遺言等)に関する業務と相続に関する業務を承っております。その他、後見(任意後見(契約書作成、任意後見受任、見守り契約、一般委任契約)に関する業務にも力を入れております。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。地下鉄谷町線千林大宮駅から徒歩1分、宝くじ屋さんのビルの2階です。

また、遺言や相続に関するセミナー講師等もしております。過去に10数回経験があります。(大阪市生涯学習センター、寡婦会、町内会、老人会、葬儀会社等)その他行政書士向け実務セミナー講師もしております。詳細はお問い合わせください。

金谷行政書士事務所 行政書士  金谷澄夫
kanatanisumio@gmail.com
535-0002 大阪市旭区大宮大宮2-27-22 TFビル2階
06-7178-7996 06-7635-7837(FAX)
080-3863-2039 kanatanisumio@me.com


戸籍業務民間委託差止訴訟

IMG_6029(大阪市旭区民センター集会室2 無料相談会などでよく利用します。)

東京新聞によると、民間団体が足立区の戸籍業務の民間委託の差止めを求めて提訴したとのことです。大阪市でも数年前から窓口業務の民間委託が進んでいます。私が最も利用することの多い大阪市旭区でもこの2月から引き継ぎが始まり3月には民間に委託されるとのことです。ご近所の大阪市城東区、鶴見区等では既に民間委託されています。

城東区役所や鶴見区役所で戸籍を取ることも多いので、両区において民間業務委托がスタートした時期にも立ち会っています。その頃は窓口が相当混乱していたのをよく覚えています。旭区もそうならないと良いのですが。昨年の秋に行政書士会として旭区の区長とお話させてもらったときにも、区長はそのことを懸念していました。

どこの役所が一番戸籍取得がやりやすいかと言いますと、これは大阪市役所です。弁護士等が多く利用することもあってか、相続関係の戸籍取得(被相続人の出生から死亡まで等)については区役所等と比較しても圧倒的に理解度が高く、人数が多いせいか仕事も早く、廃棄証明書等、区役所であればけっこう時間がかかる(30分)書類についても迅速に対応してくれます。大阪市内でたくさんの戸籍を取るときには、わざわざ中之島まで行くこともあるくらいです。

城東区や鶴見区も民間委託が始まってだいぶたちましたので、窓口の混乱というのはさすがに無くなりましたが、しかしながら私の立場からすれば、まだまだ以前の区役所職員が対応していた時代の方がやりやすいです。結局のところ民間の人達は自分達で決定できないので、何かあると奥にいる区役所の職員のところに指示を仰ぎにいくことになります。また戸籍の取扱に関するルールは厳守しながらも、複雑な戸籍取得が円滑に進むよう手助けしてくれていたような部分も、決定権を持たない窓口の人達にそのようなこともできませんので、こちらの手間が増えてしまっているのが現状です。

旭区役所の窓口は3月以降どうなるかはわかりませんが、自分の戸籍や住民票を取りにきただけの人が20分以上待たされたりすることの無いようになればいいと思います。

東京新聞 公金支出差し止め求め提訴 足立区の戸籍業務民間委託
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150122/CK2015012202000117.html


秘密証書遺言

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(もうすぐ4歳になる息子が夢中になってる「仮面ライダードライブ」のオモチャ)

日経新聞の記事に「白紙となった秘密遺言 小さなミスでただの手紙に」というコラムがありました。分割方法の指定がされていなかったことで、遺言が実質的に意味をなさなかったというお話でした。自筆証書遺言ではよくある話だとは思いますが、ここで気になったのは、遺言者はどうして秘密証書遺言という方式を選択したのかなという点です。

どうやら手書きの遺言を秘密証書遺言にしたようなのですが、手書きの遺言を秘密証書遺言にするには、公証役場に出向いて1万1千円なりの公証役場の費用を支払い、証人2人立会いも必要です。そこまでしてわざわざ秘密証書遺言にするのであれば、あと数万円程度の手数料を払って、公証人と相談の上、公正証書遺言にしておかなかったのだろうなと思います。記事を読むと東京都内で900㎡の土地を所有とありますので、数億円の資産に対しての公証役場の手数料を気にしたのかもしれません。

当事務所ではこれまで150件以上の公正証書遺言作成のお手伝い(相談、資料収集、公証役場との打合せ、当日の証人等)をしてきましたが、秘密証書遺言の作成のお手伝いはほとんどありません。何回かある経験もすべて、公正証書遺言レベルのものを作って印刷したものを秘密証書遺言化したというものでした。当事務所が関わるケースでは、依頼者が強く希望されない限り、これからも秘密証書遺言を取り扱うことは少ないだろうと思います。

(日経新聞 白紙となった秘密遺言 小さなミスでただの手紙に)