(都島区の南インド料理ナンタラさんにて撮影、おいしかったです。)
当事務所の専門分野は相続遺言後見です。しかし、最初から後見業務の依頼を受けることはほとんどありません。相続や遺言の業務を依頼されて、その後、定期的に訪問させていただくことになり、見守り契約や一般委任契約、任意後見契約を締結に至るという流れがほとんどです。
先日も、4年越しのお付き合いをさせていただいているお客さんから、一般委任契約の締結を依頼されました。もちろん、いくら依頼を受けたからとはいえ、お客さんにとってマイナスの選択をさせてしまってはしょうがないので、いろんな方法を検討します。見守り契約ではダメなのか、一般委任単独ではなく、一般委任+任意後見契約のセットの方がいいのではないか、任意後見がスタートしたときの後見監督人の報酬をまかなえるのか、法定後見(補佐、補助)の方がいいのではないか・・ そんないろんな選択肢を検討した上で、今回は私文書での一般委任契約をお客さんと締結しました。
10年先、15年先の当事務所の業務についてよく考えますが、後見業務というのは、最後まで残る業務だろうと思っています。被後見人1人にたいして後見人1人が必ず必要になります(法人が就任することもありますが。)当事務所でも最も力を入れていく分野です。